日時:2024年2月10日(土曜日) 午後2時〜4時
会場:京都芸術センター「大広間」
参加者:55名
もちろん、優れた専門家もいれば信頼できるプロもいる。けれども、専門家やプロという「肩書」がついているというだけで、そんなに簡単に信用していいものだろうか。高度に複雑化した情報過多の現代社会では、私たちは自分で判断する自信がなく、ついつい専門家の意見に従おうとする。この状況を利用して、特定の人々にとって都合のいい意見をマスメディアで専門家に言わせることで、多くの人を政治的に操ることが可能になる。その根底には、専門的知識を偏重し、健全な常識や直感を軽視する現代社会の傾向がある。専門主義がどのように浸透してきたのか、その歴史的系譜について考えてみたい。(吉岡)
京都芸術センター「大広間」(9:08)
※第10回「ウィルスという隠喩」のフィードバックも含まれています。